マンションの大規模修繕や設備更新のコンサルを受けていると、「機械式駐車場をどうするか」というテーマに激突します。
老朽化が進み、故障が増え、維持管理費も高くなる機械式駐車場。
利用者が減って空き区画ばかり……というマンションも中にはあります。
最近の車は横幅が大きくなり、マンション外に借用する方もでてきます。
そこで注目されているのが “平面化”。
今回は、マンションの機械式駐車場を平面化する方法などをまとめてみました。
機械式駐車場は便利な反面、定期点検・部品交換・油脂交換など、毎年の維持費が重くのしかかります。築15〜20年を超えると故障が増え、今後は「修理するか?」「更新するか?」「撤去して平面化するか?」という判断に迫られます。
最近では利用率そのものが下がり、
「そこまでお金をかけて維持する価値があるのか?」
という声もでてきます。
さて平面化にはいくつか方法があるのでご紹介します。
①鋼製平面化
ピット上に鋼製デッキを設置し平面利用
ピット上に排水ポンプの設置が必要になり、そのメンテナンスが必要にある。鉄板を亜鉛メッキ等すれば長くメンテナンスは不要であるが、将来的には塗り替え、取替などは必要になる。
②埋め戻し工法
ピットを埋戻して完全な地盤化
建物構造への配慮が必要となり、埋め戻し材を重量のある砕石等にすると荷重増加で建物に悪影響が及ぶ可能性が高い。高強度発砲ブロックにすると高額になる。
③平面化ロック工法
機械を撤去せず上段を固定して使用
平面化ロックでは屋外環境では劣化が進みやすく、既存設備を流用する「平面化ロック」は耐用年数が短くなる。
わたしのおすすめは建物の構造に付帯する場合は①鋼製平面化 屋外など建物構造とは独立している場合は②埋め戻し工法でしょうか?。
マンションは駐車場附置義務があるため、駐車場の設置台数の下限が決められています。それを下回らないようにすることが必要です。
駐車場の台数を変更した場合は行政への届け出も必要になります。