工事期間中は生活に不便が生じます。また、近隣にも迷惑がかかることもありますので、きめこまやかな対策が必要です。また共用部分の修繕であっても、居住者等の協力を得なければ工事ができない箇所が多々あります。工事中に生じる状況を想定して、居住者等に事前に知らせておくことはとても大切なことです。
工事説明会の開催
区分所有者や居住者に対する工事説明会を開催します。
管理組合が主催して施工会社、工事監理者が主体的に説明を行います。
工事説明会の式次第(例)
1. 開会の辞
2. 理事長・修繕委員長挨拶
3. 施工会社、監理者挨拶
4. 工事の概略説明
5. 工事中のお願い事項の説明
6. 質疑応答
7. 閉会の辞
考えられる工事中の生活への影響
- 工事のために在宅が必要
(玄関枠の塗装など・・) - 洗濯物が干せない
(バルコニーの高圧洗浄や補修工事、塗装の際) - エアコンが使えない
(バルコニー防水時、室外機から水が流れでるため) - 窓が開けられない
(外壁塗装時) - 廊下が通りにくい
(廊下の床のシートを貼り替える場合) - エレベーターが使えない
(EVの扉の塗装時) - 室内が暗い
(足場にシートをはるため) - 工事の音や振動
(外壁タイルの補修やひび割れの補修時など)

バルコニーの壁を塗装するために養生中
工事中は、区分所有者、居住者、施工会社、工事監理者などが協力しあい工事をすすめて行くことが必要です。工事の開始時は1週間に1回程度、工事が軌道に乗ってきたら2週間〜3週間に1回程度は修繕委員会等を窓口にして、定例会議を開催して下記のような問題について解決して行きます。
また、工事監理者は工事が仕様書に則り行われているかなどを定期的に(1週間に1回〜2回程度の重点管理)検査し、修繕委員会に報告します。
工事中の検討事項
- 区分所有者、居住者からのクレーム
- 近隣からのクレーム(音、臭気、駐車場)
- 材料の色決め
- 工事中の予測しない建物の瑕疵の発見
- 工事中の事故
etc・・・
工事が完了したら・・・
工事が完了したら、竣工検査を実施して不具合などが確認された場合は直ちにその旨を施工会社に報告して、不具合箇所を是正してもらいます。
今後の維持管理に生かす資料
工事が終了すると、工事の際に使った材料、補修箇所の図面、色番号、工事中の記録写真をまとめた竣工図書を受け取ります。今後の建物の維持管理に重要な書類になりますので大切に保管することが必要です。
